「学び」ってかっこいい
私は人から「勉強が好きなんだね」と言われることが多いです。昔からよく本を読んだり調べ物をしたり、つねに何か考えているような子どもでした。それは大人になった今も変わらないのですが、自分が勉強をしているという感覚を持ったことがありません。
本人はただ好奇心のおもむくままに行動しているだけなのに、他の人が見たときに「勉強熱心、学ぶ意欲が高い」と思ってもらえるのはお得なのかもしれませんが。
でも野球やサッカーに熱心に取り組んでいる人に「スポーツ好きなんですね」と言ったら否定しないと思うんですよね。中にはさほどではないけど健康のためにという人もいるかもしれませんが…
これって子ども時代の学校教育=勉強で、それが「学ぶこと」のイメージになってしまっているからではないでしょうか。「ガリ勉」という言葉が象徴するように「勉強ばかりしているつまらない奴」というニュアンスが「学び」と結び付けられてしまている感がありますね。
その背景や理由を説明すると長くなるのでいつかに譲るとして、本来「学び」は好奇心を満たす楽しいことであるはずです。知らない世界を知って別の視点を得ることは知的欲求を満たすこと。人間が本来持っている欲求のひとつを叶えるのだからワクワクして心地よいことです。
2024年の今、私が小さかった昭和と学校教育のスタイル・スタンスも変わってきているようですが、いつか「ガリ勉」ではなく「学ぶ人はCoolだ、かっこいい!」というイメージの言葉が定着する世の中になってほしいなと思いました。