いろのはなし。
「う~ん、もう少し赤くしたいですね」
「もうちょっと明るい青で」
なんて会話、日常でよくあります。
私のお仕事は“色”がかなり重要なポジションを占めています。
写真もイラストも、それらをレイアウトするデザイン制作も、
すべては多様な“色”で構成されていて、
色づかい如何でよくもわるくも、読者の印象を方向づけることになると思うからです。
しかし色というものは主観的・感覚的であり、
言語でこれを誰かと共有することは、本当に本当に難しい。。。
「色の持つイメージ」を「微妙なさじ加減まで」他の人と共有すること、
コンセンサスがとれたとして、“その色”を実際「印刷で実現」すること・・・
これがなかなか、思うようにいかないもので・・・
きっと、何年この仕事をやってても、ここは不変のテーマなんだろうなと思っています。
そんなとき、ちょっと便利なのがこのカラーチャート。
マトリクス図になっていて色が数値で表されています。
もちろん目安ではあるけれど、
方向性がわからないとき、コンパスのような意味合いでは役に立ちます。
印刷物に関わるお仕事の人なら、ひとつお手元にあると便利かもしれません。