手帳祭りがやってきた! ~手帳更新の儀式のススメ~
来年の手帳やカレンダーが売り場に並ぶ季節がやってきました。みなさまはもう購入されましたか?
私はこのイベント(?)が好きで、毎年楽しみにしています。ちょっとした手帳マニアで、有名なもの(ほぼ日やフランクリンプランナー、夢をかなえる手帳等。じぶん手帳はまだ未使用です)は1度は使ってみました。
手帳やカレンダーって、基本的に「未来の予定」を書くためのものですよね。1年間使ったものは、逆に過去の予定がたくさん書き込まれています。部屋の掃除を始めると、昔のアルバムが出てきたり好きだった本が出てきて読んでしまったりして、ついつい頓挫することも多いのですが、手帳の更新も過去1年間の出来事を振り返って、「1年早かったなあ」「こんなこともあったっけ」としみじみしてしまうのです。同時に、これからの予定や目標を書き込んでみたりして、新たな気持ちになってモチベーションも高まる。1年使用した手帳には「ありがとう」、これからお世話になる手帳には「よろしくね」と声をかけて更新の儀式終了です。
「過去1年の振り返り」と「これから1年の計をたてる」という作業が同時に行われる手帳の更新に、少し元旦に似た厳かな感覚さえ覚えます。
そんなわけで、私にはこの「手帳やカレンダーを更新する」という作業が、一種の儀式のように感じられて、そのイベント感が楽しいのです。
例えば私が手帳を買う場合の手順(儀式)はというと・・・
1、まずは下見1(9月~)
9月に入ったあたりからフライング気味にそわそわしはじめ、文具売り場が気になるようになります。そんな人がきっと私の他にもいるのか、少しずつ新しい手帳が店頭に並び始めるのがこの頃。学生さん向けか気が早い私向けか、9月はじまりなんてのも最近でてますね。とりあえず丸善、ロフト、東急ハンズに1回ずつは行きます。
2、下見2 ネットリサーチ
インターネットの店舗(アマゾンや楽天、文具会社のサイト等)で、どんな商品が発売されるのか、ざっくりと知っておきます。また、気が早いブロガーさんはすでに「手帳まとめ」や「手帳の使い方」サイトを作っていたりするので、ここもざっと見ておきます。
3、下見3(10月にはいった頃)
このくらいになると各店舗にしっかりとした「手帳コーナー」ができます。この段階はかなり購入を意識した下見です。
この時期で欲しいものがないと少々焦りがでてきます。(もう数は結構見てますので・・)
12月・1月始まりが売り場に並ぶのはこの後になるので、それを待つか決めどころです。
4、満を持して購入
しかし、前のめり気味(というかもう買う気満々)の私は、「10月始まり」を買って「今日持って帰ってすぐ差し替えたい!」ので、だいたい12月・1月始まりが出揃う前の、10月中旬までには翌年に使用する手帳を購入します。
あたりをつけたものを、もう1回見に行くためにあえて店舗で購入します。これはスーパー出不精の私にとっては結構すごいことです。私はネットで買えるものは基本、ほぼネットで買う人なので、こうして何回も実物を見るため、店舗へ足を運ぶのは非常に珍しいことでもあります。こんなことをするのは、「1年間使うものに途中で飽きたりしないため」、「妥協しなかった納得感を得るため」の、最後の一押しです。受験生が試験会場で「自分はやれるだけのことはやったんだ!」と自分を奮い立たせるのと似ています(笑)
余談ですが、私は非常に飽き性のため、手帳だってもちろん1年終わる前に飽きてしまいます。(きっと私だけじゃないですよね??)以前はデキるビジネスマン風に憧れ「もうこの手帳10年使っててさー」とか、黒光りする革手帳を颯爽と持ち歩きたくて頑張りましたが、3年くらいで飽きっぽい自分には無理だと気づいてやめました。
そんなこんなで、新しい手帳へ更新することは、私にとってひとつのイベントであり、一種の儀式なのです。「ひとり手帳フェス」です。
何でも風水では、大掃除は年末押し迫ってからではなく、11月くらいから少しずつやるのが運気アップの秘訣らしいです。12月のいよいよ暮れの忙しいあたりにはもう終わっていて、最後ざっと一押しでフィニッシュくらいがいいらしいですよ。今年は手帳も少し早めに買って、今年のうちにゆっくりと出来事をふりかえり、じっくり時間をかけて来年の目標を立てられてみてはいかがでしょうか。