春も憂鬱の季節…?音楽でリラックス!!
すっかり春ですね。ついこの間まで寒い寒いと思っていたのに、
もうストーブは邪魔者になり衣替えせねばならないようになりました。
春といえば「出会いと別れ」の季節と言いますが、
入学や就職、異動によって生活圏がガラリと変わる人も多いですよね。
その当事者ではなかったとしても、近しい人に環境の変化が起これば、
周囲の人にも少なからず影響を与えるでしょう。
人間というのは本能的に環境の変化を嫌うようにできていて、春はストレスの季節とも言えるかもしれません。
慣れ親しんだ居場所から、何が起こるかわからず敵もたくさんいるかもしれない新天地へ赴くことは、
「死」を覚悟するような一大事だぞ!とDNAが警鐘を鳴らすのでしょう。
そう言えば最近「春季うつ」なる言葉を聞きました。…うつに季節性のものがあり、
冬季うつは「日照時間が少なくなることでホルモン状態に影響を与え、うつを助長する」のだと
聞いたことがあったのですが、春もうつになりやすいそうで…
(そう考えると「いつでも」なるということなのでしょうが)
「春季うつ」はやはり環境の変化により、生活のリズムが乱れたりストレスが溜まったりすることが要因として
大きいようです。
そんな「武装モード」をやんわりと解除してくれそうなのが「音楽」なのではないでしょうか。
満員電車での通勤通学時間に音楽を聴いている方も多いと思いますし、
眠れないときにゆったりとした音楽を聴いているとリラックスできて眠れたという話も聞きます。
実際「音楽が人に与える影響」についてはさまざまな研究がされていて、
まだ解明されていないことも多いけれど、いろいろな事実が明らかになっているようです。
その一部をまとめてみると…
●音楽には鎮痛剤の役目も
ストレスを軽減し、痛みや不安を緩和する効果があるとされ、うつの予防にも効果が期待されるとのこと。
●「疲れたな…」という時のカンフル剤にも!
やらねばならないことはあるのに、どうにもやる気がでない…こんな時、誰にもありますよね。
そんな時「ファイト一発!」の効果を発揮してくれるのが音楽。
アップテンポの曲やお気に入りの音楽がオススメです。
●血行促進!脳が活性化
音楽を聴いてリズムに乗ったり、歌を歌うことで脳の血行が促進されるのだとか。
記憶力・集中力のアップ効果も期待でき、老化予防にもよさそうです。
カラオケボックスで歌を歌うと「消費カロリー」が表示されることがあります。
歌うことは健康につながると考えられますね。
どうやら「音楽」はたくさんの素晴らしい効果を、私たちの体にもたらしてくれそうです。
ちょっとした心身の不調なら、リラックスしながら音楽を聴くことで解消できるかもしれませんね。
心地よく感じる音楽は人それぞれなので、人に勧められたからといって好みではない音楽を聴くと
逆にストレスを溜めることになるということです。
そのシーンによってふさわしい音楽があるのは確かだと思うのですが、
人によってはクラシックやジャズよりパンクロックの方がリラックスできるということもあります。
「リラックスするにはクラシックやヒーリング音楽」とステレオタイプに決めるのではなく、
シーンや目的に合わせて、自分に合った音楽を“着替える”ことが、音楽とうまく付き合う方法だと言えるでしょう。
さぁ、お気に入りの音楽を連れて、暖かな春を満喫しましょう!