老化を防いで若々しくあり続けるために。
古今東西、「いつまでも老いずに若くありたい」という願いは、人類の悲願とも言えるのではないでしょうか。
私は常々「長生き願望はないので適当な頃合いでぽっくり逝きたい」なんて思ったりしているのですが、それはやっぱり身内やその周りの先輩方を見ていてもやはり「しんどそうだなぁ」としか思えないからなのです。老いて自分の身の回りのことができなくなっていくことがつらいだろうなぁと思うし、老いていくということにマイナスのイメージしか抱けないからなのでしょうね。
だけどもしも「老いていくこと」は必ずしもマイナス面ばかりではなくて、「成熟していくこと」…すなわち人間として一段も二段も成長し、豊かな知見から物事を見さだめ、今よりずっと鷹揚に生きられることだとすれば、年をとっていくことも悪くはないと思えるはずです。
そんなわけで「老いてなお若々しくあるには」というテーマで考えてみました。
長寿や若さと老いの関係については、以前から世界中で研究が続けられてきました。その過程で「長寿遺伝子テロメア」というものが見つかったということです。これは年を追うごとに細胞分裂を繰り返し、どんどん長さが短くなっていくとのこと。35歳時点で赤ん坊の時の約3/4に、65歳では半分程度になってしまうのだそうです。2009年には、どんどん短くなっていくこのテロメアを伸ばす酵素が発見した博士らがノーベル賞を受賞したことで、老化についての研究は一躍脚光を浴びました。
10代、20代の若い頃に比べて「記憶力が落ちた」という実感のあるような人は、このテロメアの長さが短くなっているのかもしれません。しかも人の見た目とテロメアの長さにも関連があり、若く見える人ほどテロメアが長い模様。ちなみにこの「テロメアの長さ」は血液検査である程度簡単に調べられるようです。知りたいような知りたくないような…
テロメアの長さを維持し続けることができれば「記憶力も冴え、若々しいルックスのまま」という好ましい状態が長く続くということなのですね。じゃあどうしたらテロメアの長さを維持し続けられるの?と思いますよね。
その方法として「瞑想」がおすすめだということでした。
「瞑想」は以前、世界的大企業のトップなどが取り入れていてブームになったことがあるので、ご存知の方も多いと思います。これにはストレス解消など様々なメリットがあると言われていますが、老化を食い止める効果まで期待できるのなら今日からやってみるしかないですね。時間もほんの少しで構わないし、お金はかからないし損はないでしょう。
若く見える外見に豊かな知見を持った鷹揚な人物…とても素敵ですね。今日から老化を食い止めてご機嫌な毎日を過ごしましょう…!