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私は仕事柄もあるけど、デザインやアートに関する技巧書は特に「読みたいと思ったら読む」ことにしています。最近読んだイラスト上達法の本の中に「絵描きが見る人を喜ばせたいなら『GiveアンドTake』では足りない、『GiveアンドGive』だ」と書いてありました。

 
Takeだけの人が嫌われるのは言うまでもないが、『GiveアンドTake』ができる人はたくさんいるし当たり前。だから『GiveアンドGive』の人になって、相手が驚くくらい与えようというような内容。

 
これって絵に限らず昔からいろんなところで言われてきたことではあるけど、いざ自分ごとに捉えるとなるとなかなかイメージが湧きづらい。私はデザインやイラストを仕事にしている他、趣味で漫画を描いていてSNSアカウントを持っているので、SNSでの例に置き換えてみました。

 
例えば漫画やイラストを描くとフォローしてくれる人が増えたりします。フォロワーの属性はいろいろで、フォロワー自身何か創作をしている人もいますが、ROM専(見ること専門で自分からは発信しない人)もいます。中には「もっとこれを描いてほしい」とか「これは見たくない」とかの主張をする人もいます。

 
仕事で使用しているアカウントでない限り、営利目的ではないので、フォローも見るのも当然無料でできることです。フォローは強制ではなく自由ですので、このときフォローする側される側はフラットで上下関係はありません。

 
こういったSNS上の関係で見たときに、ROM専、要求する人は「Take」のみの人、見るかつ作品発表や発信する人は「GiveアンドTake」の人、たくさんの人が見たいものを生み出して発信し続ける人が「GiveアンドGive」の人かなと思いました。

 
デザインや絵だけに言えることではないけれど、全てに関してGiveアンドGiveを目指すのはハードルが高いので、まずは1つの分野だけでも見返りを一切求めず、現時点で自分が与えられることの全てを出し切ってみたいと思いました。

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