好きこそものの上手なれ。
年末にはコミックマーケット101が開催されていましたね。私は大昔、まだコミケが晴海埠頭にあったころサークル側で出店していたことがあります。当時はただただ愛があふれまくった結果、本やグッズを作って売る(売り子でコスプレ衣装まで作る)という、全身全霊で魂を込めたオタクをやっていたのですが、悲しいかな今はそんな気力も体力もすっかりなくなってしまいました。
そうしてすっかり足が遠のいてしまったのですが、やはりどんな感じなのか興味だけはあるんですよね。SNSをやっているとフォロワーの「設営完了しました」ツイートが流れて来るのでそれを見るのが結構楽しみです。
私は本業が本を作ることなので、同人誌の装丁自体は素人さんが作ったものだな〜と感じるのですが、同人誌って「そこじゃない」んですよね。
むしろそのちょっとたどたどしい手作りっぽさを愛おしいと感じたり、「よいしょ!!」と気合いを入れて頑張って本にしたという感じから、作品へのなみなみならぬ愛を受け取らずにはいられないのです。
同人誌は本当にマニアックなので、世の中には人の数だけ「興味関心」があって、全く未知のジャンルがひしめき合っています。自分はマニアックだからこんな趣味の本は絶対ないって思っている人ほど一度コミケに足を運んでみるといいですよ。
世界は広い。上には上がいてこんなにニッチでマニアックなワールドが広がっているのか〜とカルチャーショックをうけることになると思います。最近刺激がなくて退屈している方はぜひコミケに行かれてみてはいかがでしょうか。