「デザインあしらい」のお勉強
数年前「あたらしい、あしらい」という本がデザイナーの中で流行りました。これは昭和、平成に流行ったようなデザイン(古臭いデザイン)と令和のいまのデザイン(あたらしいデザイン)を対比させてこうすると「いまっぽいよ!」というのを見せてくれる本です。
Web業界ほどではないにしろ紙のデザインもナマモノなので「あたらしい」「新鮮さ」が求められるのは当然ですね。
「古臭い」「あたらしい」というのはもちろん主観なので絶対的な正解/間違いはないのですが、人は古臭いものよりあたらしいものに惹かれるのです。懐古的なエモさを狙ってわざとやる場合以外は「古臭さ」を感じ取らせてはいけないわけですよデザイナーとしては…
そこで何をするかというと、日々お勉強なんですね。
「いまこんなあしらいが流行っているな、次私も取り入れてみようかな」というアンテナを常に張り巡らせて世の中を見ています。私は飽き性であたらしもの好きなので、いつも何か見たことのない新鮮なものを探しています。
具体的には結構通販カタログとか雑誌が参考になるけれど、Webも見るし紙でなくてもぜんぜん良いです。街中を散歩してもお店のポップだったり、アパレルショップのディスプレイだったりありとあらゆるものが参考になります。
そうやっていつも古くならないよう、自分の感覚をアップデートできること、それを楽しめる人がデザイナー向きなのかもしれないなと感じます。